複数人を一人の講師が受け持つ
グループ指導とは、講師一人で数人から数十人の生徒を受け持つ指導方法です。学校の授業などとほぼ同じ環境なので、子供も学校の延長線上のものとして捉えやすく、スムーズに授業に馴染みやすい特徴があります。また学習塾によっては個別指導、グループ指導、集団指導といった形で細分化を行っている事があり、その場合は個人授業がおよそ1講師辺り1人、グループ指導では5人~9人、集団指導では10人以上の場合を指す事が多いようです。イメージとしては個人が基本的には1対1で、グループ指導が学校で言うところの班であり、集団指導が1クラスということになります。学習塾全体で呼び方の規定が決まっているわけではないので、実際に塾を選ぶ時は一度問い合わせして確認をとったほうが良いでしょう。
グループ指導の持つ特徴
グループ指導は集団での授業になるため、先にも挙げたとおり子供が学校の授業と同じ感覚で受けることができるため馴染みやすい特徴があります。また集中力のない子や、寂しがり屋な子などの一人では上手く授業が進められない子も、グループ指導であれば周囲に同世代の子どもたちがいるため安心して目の前の授業に集中できるという利点があります。その反面、繊細で雑音のある環境では集中できない子や、人付き合いが苦手な子はグループ指導では思うように集中力を発揮できないケースも考えられるため、あまり向いていないかもしれません。グループ指導では基本的に個人指導よりも授業料が安くなる傾向にあるため、子供の特徴や許せる予算の範囲から、子供をグループ指導と個人指導のどちらを受けさせるかを考えてみましょう。